脂肪吸引の種類

現在は医療技術については分野問わず日々目新しい技術革新が進んでいます。
脂肪吸引の分野においても同様で、痛みの軽減や術後の早期回復、傷口を出来るだけ小さく目立たなくするなど、常に最新の技術が導入されており、色々な提案が為されています。

現在、脂肪吸引の種類としては様々な種類が有りますが、大別すると5つほどに分類することが出来ます。

Criss-Cross法:この方法は、脂肪吸引をする場所に対して3~5箇所程の穴を開け、カニューレと呼ばれるパイプ状の器具を扇状に動かしながら脂肪をまんべんなく吸引していく方法です。
皮膚を切開する際に出来るだけ傷口が目立たないよう、しわの部分を選定して切開します。数か所から吸引を行うので、通常の脂肪吸引のように脂肪の取り残しや術後の凹凸も発生しにくく、滑らかな仕上がりが期待できます。この方法と後述のチューセメント法と併用するやり方が現在の主流となっています。

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チューメセント法:脂肪吸引を行う前に、吸引箇所に脂肪を柔らかくする効果のある溶液を生理食塩水と配合し、注入してからカニューレで脂肪吸引を行います。
溶液には脂肪を柔らかくするだけではなく、鎮痛や止血の効果もある薬剤を使用することで、手術時の出血や術後の痛みなど、色々なダメージを軽減することが出来ます。

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脂肪吸引は当初は輸血が必要な手術でしたが、この方法が開発されてからは手術時の出血が大幅に改善されたことにより、輸血の必要が無くなりました。
Criss-Cross法を用いない場合でも、チューメセント法で脂肪を柔らかくすることが現在最も一般的です。



ボディージェット法:チューメセント法と似ていますが、溶液を注入する器具が細いことと、ジェット水流で脂肪細胞を分離させ、筋肉の間に層を作る為、筋肉への負担が少なくなるという特徴が有ります。チューメセント法の溶液注入を機械で行うとイメージして良いでしょう。
超音波脂肪吸引:超音波を用いて脂肪組織を吸引しやすくする方法で、音波を切開した個所から体内に当てる体内式と、身体の外側から超音波を照射する対外式の2つの方法が有ります。体内式はカニューレを長時間挿入する為、傷口が若干大きくなることや手術時間が長引くというデメリットがあります。

シリンジ法:脂肪吸引専用の注射器で脂肪を吸引する方法です。専用の注射針を用いる為、傷口がカニューレを挿入する手術方法より小さくすることが出来ます。血管などを傷つけることも少ない為、術後の痛みや腫れなどが回復しやすいメリットがあります。